FOOT & ANKLE
足の症状
こんな症状はご相談ください
捻挫(足関節靭帯損傷)
関節に無理な力がかかり、靭帯が伸びたり部分的に切れたりした状態です。足首の内反捻挫がもっとも多く、腫れと痛みが特徴です。骨折をともなう場合もあるため、レントゲンでの確認が大切です。

捻挫の重症度分類
- I度(軽度):靭帯の一部が伸びた状態。軽い腫れと痛みがあるが歩行は可能。RICE処置と弾性包帯固定で1〜2週間程度で改善が見込めます。
- II度(中等度):靭帯の部分断裂。明らかな腫れ・皮下出血があり、歩行時の痛みが強い。テーピングやサポーターによる固定が必要で、回復には3〜6週間程度かかることがあります。
- III度(重度):靭帯の完全断裂。著しい腫れと痛みで歩行困難。ギプスや装具による固定が必要です。状態によっては手術が検討される場合もあります。
当院での治療
レントゲンで骨折の有無を確認し、エコーで靭帯の損傷程度を評価します。重症度に応じた固定(弾性包帯、テーピング、サポーター、ギプスシーネ)を行い、消炎鎮痛薬で痛みを抑えます。腫れが引いてきたらリハビリテーションで足関節の可動域回復と周囲筋力の強化を行い、再発防止を目指します。
肉離れ
急な動作で筋肉の線維が部分的に断裂した状態です。ふくらはぎや太ももに多く発生し、強い痛みで歩行困難になることもあります。
主な症状
- 運動中にブチッという感覚と急な痛み
- 患部の腫れ・内出血
- 痛みで体重をかけられない
- 筋肉にへこみを触れることがある(重度の場合)
けがをしたら、まず安静(Rest)にして患部を冷やし(Ice:15〜20分、タオルを巻いて)、弾性包帯で軽く圧迫(Compression)し、心臓より高く上げて(Elevation)ください。応急処置後はできるだけ早く医療機関を受診しましょう。
当院での治療
まずRICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)による初期対応が重要です。当院ではエコーで筋肉の断裂範囲を確認し、弾性包帯やサポーターで固定します。痛みが和らいだ段階でリハビリを開始し、ストレッチや段階的な筋力強化を行ってスポーツ復帰を目指します。
アキレス腱断裂・足底腱膜炎
アキレス腱断裂
ダッシュやジャンプの踏み切り時に、ふくらはぎの後ろで「バチッ」という音とともに断裂します。20〜50歳のスポーツ愛好家に多く、つま先立ちができなくなります。エコーでアキレス腱の断裂状態を確認し、保存療法(ギプス固定)と手術療法のどちらが適切かを判断します。手術が必要な場合はすみやかに専門病院をご紹介します。
足底腱膜炎
足の裏にある腱膜に炎症が起き、かかとの内側に痛みが生じます。朝起きて最初の数歩が特に痛いのが典型的な症状です。長時間の立ち仕事やランニングが原因となることがあります。
- 朝起きて最初の数歩がもっとも痛い
- 長時間座った後に歩き始めると痛む
- かかとの内側を押すと痛い
- 歩き続けると一時的に痛みが和らぐことがある
消炎鎮痛薬の内服や外用薬、足底のストレッチ指導を基本とし、かかとへの衝撃を緩和する足底板(インソール)の処方も行います。痛みが強い場合はステロイド注射を検討します。リハビリテーションではふくらはぎや足底のストレッチ、足の筋力トレーニングを行います。
日常生活での注意点
足のトラブルは靴選びや運動習慣が大きく影響します。治療と並行して以下のセルフケアを心がけましょう。
靴選び
クッション性のよい靴を選び、底の薄い靴やサンダルを長時間履くことは避けましょう。
ウォーミングアップ
運動前のストレッチやウォーミングアップを十分に行うことで、肉離れや捻挫の予防につながります。
ふくらはぎのストレッチ
就寝前にふくらはぎと足底を伸ばすストレッチを行うと、足底腱膜炎の予防に効果的です。
体重管理
体重の増加は足底への負荷を高めます。適正体重の維持を心がけましょう。
受診の目安
以下のような症状がある方は、お早めにご相談ください。
- 足首をひねって腫れや痛みがある
- 足を地面につけられないほどの痛み
- ふくらはぎに急な激痛が走った
- かかとの痛みが2週間以上続く
- つま先立ちができない
足のけがは初期対応が回復を大きく左右します。お早めにご相談ください。


