ALLERGY
花粉症・アレルギー性鼻炎
こんな症状はご相談ください
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)
花粉が鼻の粘膜や目の結膜に付着すると、体内でヒスタミンが放出されアレルギー反応が起こります。スギ花粉のシーズンは2〜4月が中心ですが、ヒノキ(3〜5月)、ブタクサ(8〜10月)など年間を通じて原因となる花粉があります。
花粉の飛散が始まる2週間ほど前から抗アレルギー薬を服用する「初期療法」が有効です。症状が本格化する前にご来院いただくことで、シーズンを楽に過ごせます。

関東地方の花粉カレンダー
- スギ:2月〜4月(ピークは3月)。花粉症患者さまの約7割がスギ花粉に反応するとされています。
- ヒノキ:3月〜5月(ピークは4月)。スギ花粉症の方の多くがヒノキにも反応し、症状が長引く原因になります。
- イネ科(カモガヤなど):5月〜7月。河川敷や公園の芝生周辺で飛散量が多くなります。
- ブタクサ:8月〜10月。秋の花粉症の代表です。
- ヨモギ:8月〜10月。ブタクサと同時期に飛散します。
シーズン前の早期治療が効果的です
花粉の飛散が始まる2週間ほど前から抗アレルギー薬を服用する「初期療法」を行うと、シーズン中の症状を軽く抑えられることが期待できます。スギ花粉の場合は1月下旬〜2月上旬が開始の目安です。毎年つらい思いをされている方は、早めにご相談ください。
治療
- 第2世代抗ヒスタミン薬:現在の花粉症治療の主流です。眠気が出にくく、1日1〜2回の服用で効果が持続します。
- 点鼻ステロイド薬:鼻づまりが強い場合に特に有効です。鼻粘膜に直接作用するため全身への影響は少ないとされています。
- ロイコトリエン受容体拮抗薬:鼻づまりの改善に効果が期待でき、抗ヒスタミン薬と併用されることがあります。
- 抗アレルギー点眼薬:目のかゆみ・充血・涙の症状に対応します。
通年性アレルギー性鼻炎
ダニ・ハウスダスト・ペットの毛などが原因で、季節に関係なく鼻水や鼻づまりが続きます。暖房を使い始める秋〜冬に悪化することが多く、花粉症との合併もあります。
主な症状
- 透明で水っぽい鼻水が続く
- 鼻づまりで口呼吸になる
- くしゃみが頻発する
- 季節に関係なく症状がある
治療
- 抗アレルギー薬:内服薬と点鼻薬で症状をコントロールします。
- 環境整備:寝具の定期的な洗濯・乾燥、部屋の換気と掃除がアレルゲンの減少に有効です。
- アレルゲン検査:血液検査で原因物質を特定し、的確な対策につなげます。
日常生活での花粉対策
外出時の装備
マスクと眼鏡を着用し、花粉の侵入を防ぎましょう。表面がツルツルした素材の上着を選ぶと花粉が付着しにくくなります。
帰宅時
玄関先で衣服や髪の花粉を払い落とし、帰宅後すぐに洗顔・うがいをして付着した花粉を洗い流しましょう。
室内環境
空気清浄機を活用し、窓の開閉は最小限に。洗濯物や布団はシーズン中室内干しがおすすめです。
飛散量が多い日
晴れて風が強い日や雨上がりの翌日は花粉の飛散量が増えます。不要な外出を控えましょう。
受診の目安
以下のような症状がある方は、お早めにご相談ください。
- くしゃみ・鼻水・鼻づまりが2週間以上続く
- 市販薬で症状が改善しない
- 目のかゆみや充血がつらい
- 集中力の低下や睡眠障害がある
- 毎年同じ時期に症状が出る
- 何が原因かわからないが鼻の症状が続く
血液検査でアレルゲンを特定し、症状に合わせた治療をご提案します。
よくあるご質問
花粉症の薬はいつから飲み始めればいいですか?
花粉の飛散が始まる2週間ほど前からの服用(初期療法)が有効です。スギ花粉の場合、1月下旬〜2月上旬から開始すると、シーズン中の症状を軽く抑えられることが期待できます。
眠くなりにくい花粉症の薬はありますか?
第2世代抗ヒスタミン薬は第1世代に比べて眠気が出にくく、1日1〜2回の服用で効果が持続します。仕事や運転への影響を考慮して処方しますので、ご相談ください。
アレルギーの原因を特定する検査はできますか?
血液検査でアレルゲン(スギ、ヒノキ、ダニ、ハウスダストなど)を特定することが可能です。結果は1週間ほどでわかります。
花粉症と風邪の見分け方はありますか?
花粉症はくしゃみ・水っぽい鼻水・目のかゆみが特徴で、発熱はまれです。一方、かぜは発熱やのどの痛みをともない、鼻水も粘り気のあるものになる傾向があります。


